@article{oai:kanazawa-med.repo.nii.ac.jp:00000015, author = {竹内 正義}, issue = {2}, journal = {金沢医科大学雑誌, Journal of Kanazawa Medical University}, month = {Sep}, note = {筆者はこれまで四半世紀に渡って糖化蛋白質研究を遂行し,体内では色々な経路から様々な終末糖化産物 (advanced glycation end-products, AGEs) が生成されていることを明らかにしてきた。近年,生活習慣病の原因物質としてAGEsが注目されており,このAGEsの作用を抑えることが病気の予防や治療へ導くと考えられるが,AGEsは反応する糖/カルボニル化合物の種類によっても様々な構造のものが存在し,疾患の原因となるAGEsの絞り込みは困難である。筆者らはブドウ糖/果糖代謝中間体であり,三炭糖のglyceraldehydeに由来する細胞毒性の強いAGEsが,生活習慣病と強く関連していることを明らかにし,toxic AGEs (TAGE) という概念を提唱している。また,現代の食習慣のひずみ (砂糖や果糖ブドウ糖液糖,食事性AGEsの習慣的過剰摂取) から,体内ではTAGEの生成・蓄積が増加している。実際に糖尿病のみならず,非糖尿病においても血中TAGEレベルの上昇がみられており,体内でのTAGEの生成・蓄積が生活習慣病の発症・進展と強く相関していることが示されている。本総説ではAGEsの中でも特に,「生活習慣病予防および健康寿命延伸における新規ターゲットTAGE」に関する研究結果について述べる。}, pages = {25--34}, title = {生活習慣病予防および健康寿命延伸における新規ターゲットToxic AGEs (TAGE)}, volume = {46}, year = {2021}, yomi = {タケウチ マサヨシ} }